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素質適応理論とは
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1990年後半、私は保険関係の仕事に携わっていた。

ある日、ミーティングの後、同業の先輩との話の中で、「人間の性格」について話題が及んだ。先輩は、中国の占術を基にした性格学の勉強をしていたのだ。

誰しも、自分の性格についてあからさまに指摘をうけるのは、そう気持ちのよいモノではない。ましてや当時の私は占いについてお遊びという偏見を持っていた。

しかし真夜中のことであり、私は先輩の話に耳を傾けた。

そして、家族のことに話が及んだ時、誕生日を伝えただけなのに、先輩の指摘がまるで私の家族のことを知っているかのように的中するので、衝撃を受けると同時に、その性格学そのものに大いなる興味を抱いた。

というのも、その頃私は家族のこと―― 特に「長男」と「次男」の扱いについて少なからず悩みを抱えていたのだ。

私は多くの親がそうであるように、子供をかわいがり大切に扱っているつもりであった。
しかし、子どもを叱らなければならないとき、同じように接しても、長男と次男ではあまりにも反応が違った。長男は結論を話せばピンとくる。しかし、私の叱り方に萎縮してしまい、こちらのほうが戸惑うことが多かった。それに対し次男は、叱られた理由を説明してやることが必要だった。多少きつめに叱っても、私との隔たりが出来ることはなかった。
愛情をもって接しても思うように子どもとの関係が取り結べないことへの焦りと、理由がわからないことへの苛立ちが募っていた。

このような私の悩みに対し、先輩は「それは個々の人間が持ち合わせているタイプの違いである」ということを気づかせてくれた。

性格学の診断のひとつに適応値による診断がある。
適応値とはその人が持つバイタリティやエネルギーのことを指す。

私は適応値が平均よりかなり高い人間(ストレスを与えやすい人間)である。
次男も比較的高く、値で測れば私との差は20ほどの開きで済む。それに対し長男は平均よりかなり少なめ(ストレスを受けやすい人間)で、私との差は70くらいの開きがある。
つまり、私の適応値を持って長男に接するということは、「コップに樽でビールを注ぐ」ようなものであり、長男は私の適応値(エネルギー)を受けとめきれず、愛情を注げば注ぐほど、致命的な結果になってしまうことが解ったのである。
他の診断でも、長男とのいろいろな相違点、そして正しい接し方を知ることができた。

先輩の指摘をきっかけに私は「相手のタイプに合った対応や配慮の必要性」に気づいた。人はそれぞれ持って生まれた性格を備えている。そしてものごとの判断基準も異なる。

しかし、人間は自分自身の中にある「モノサシ」つまり「価値基準」で他者を推し量ろうとする。その結果、よかれと思ってしたことも、相手にとっては負担になったり、意思の疎通が妨げられたりする。

私は「子どもに対し、自分のモノサシで対応していた」結果、自分の思惑とは裏腹に、子どもの気持ちが読めなくなっていたのである。

解決の糸口を探し、日々葛藤していた私にとって、この「気づき」は救いだった。

「人はそれぞれ、もって生まれた素質に基づくタイプがある」
「自分のモノサシ――価値基準で測るのではなく、タイプに合った対応を心がけることで、人間関係は改善される」

これは、私が「社会的な生き物としての人間」が「関係性の中で生きていく」ための
「哲学」である。

そして、この「哲学」を追求することには、人生を賭けるだけの価値があると考えている。
その理由は「人間関係改善」というテーマは、家族関係をはじめとし、
とりもなおさず自分自身が生きていくうえでの最大の問題だからである。

「素質適応」に基づく「人間関係改善」という「哲学」に目覚めてから、関わっていた保険の売上も伸びた。その後、先輩との研究会を経て仲間と会社を設立した。
現在は、意欲の高い仲間とこの理論を多くの人の幸せに役立ててもらいたいと思いながら仕事としている。

「素質適応理論」は、「占い」のように「運命論」的なものではなく、あくまでも「立命」――自分が源であって、そこから変えていくという考え方である。
つまり、「価値基準が違う」ということをまず理解し、どうすれば「基準の違うもの同士の関係が良くなりやすいか?」という部分での手助けをするものだと考えている。

今後は特に、「親子関係の改善」「能力開発」などをテーマに研究を重ねたい。なぜなら、大人同士の付き合いとは異なり、親子は決して離れられない密接な関係だからである。
「親子の幸せ」が社会に満ちてゆくことが、「世界の幸せ」につながることを信じたい。



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